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札幌市 司法書士 黒瀧文恵のブログ

仕事のこと、趣味のこと、日常のあれこれについて綴ったブログです

こんなときは遺言書を作成しておこう

遺言

遺書を書いている人のイラスト(男性)

こんにちは。

札幌在住 司法書士 黒瀧文恵です。

外の気温はマイナス2℃ですが、しぶとく自転車に乗ってます。

今回は、こんなときは遺言書を書いておいたほうが良いケースについて書きます。

法定相続とは? 

遺言書を作成しないと法定相続になります。

法定相続であっても相続人の話し合い(遺産分割協議)で法定相続とは違う割合で相続することもできますが、これは人が死亡した後の相続人同士の話し合いなので、今回は遺産分割協議がないものとして話しを進めます。

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上記は、法定相続人とその相続分についての表です。

死亡した人に子がいなければ直系尊属(父母など)、直系尊属もいなければ兄弟姉妹が相続人となります。

配偶者は常に相続人となります。

遺言書を作成しておいたほうが良いケース

内縁の配偶者がいる場合

配偶者とは、法律上の配偶者を指しますので、内縁の配偶者は相続人ではありません。

 

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Aさんが死亡した場合、遺言がなければ、子のDEFが相続人となり、内縁の妻CさんはAさんの財産をもらうことができなくなります。

Aさん名義でCさんと一緒に暮らしていた不動産もDEFの相続財産になってしまいます。

行方不明者がいる場合 

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Aさんが死亡した場合、相続人は妻B、子DEFの4人となります。Fさんとはもう何年も連絡が途絶えて行方不明だったとしても、Fさんも相続人となります。

Aさん名義の不動産を妻B名義の単独所有にしたり、第三者に売却しようとするとき、Fさんの協力が必要となります。

 例えば「不動産を妻Bに相続させる」旨の遺言書を作成することで、上記の問題を防ぐことができます。

夫婦の間に子がいない場合

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Aさんが死亡しました。Aさんには子はいませんでした。

第一順位の子がいないと第二順位の直系尊属(父母)は相続人となりますが、父母もすでに他界していました。この場合、第三順位の兄弟姉妹が相続人となります。

兄弟のDはAが死亡する前にすでに死亡していました。この場合、GHIがDに代わって同一順位で相続人になります。このことを代襲相続といいます。

よって相続人は、妻B、兄弟C、甥姪GHIです。

このように兄弟相続になると、当事者が増え、疎遠になっていて連絡が取りづらいこともあります。

Aさん名義の不動産を妻Bさんの単独所有にしたいとき、相続人全員の協力が必要です。

まとめ

 

いろんなケースを挙げましたが、共通しているのは 法定相続のままだと問題がありそうなケースということです。

このような場合、遺言書を作成するすることで、問題を防ぐことができます。