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札幌市 司法書士 黒瀧文恵のブログ

仕事のこと、趣味のこと、日常のあれこれについて綴ったブログです

成年後見制度について

成年後見

かがんでお年寄りと話す人のイラスト

こんにちは。

札幌在住 司法書士 黒瀧文恵です。

今回は、成年後見についてのお話しです。

 

成年後見制度とは

精神上の障害により判断能力が不十分な方を法律面や生活面で支援する制度です。

精神上の障害とは、認知症、知的障害、精神障害等を指します。

支援の内容は、財産管理と身上監護に関する事務です。

成年後見制度の種類 その1

判断能力の程度によって種類が変わります。

 

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支援する人のことを成年後見人、保佐人、補助人と言います。

支援される人のことを成年被後見人、被保佐人、被補助人と言いますが、「本人」と言うことも多いです。

成年後見人等は親族のほか、司法書士や弁護士、社会福祉士と言った専門家が選任されることがあります。

成年後見制度の種類 その2

1.法定後見制度

配偶者や四親等内の親族等が家庭裁判所に申立てを行い、家庭裁判所の審判により成年後見人が決まります。財産が多い場合や、親族間に争いが起きる可能性がある場合などは、成年後見人候補者欄に親族の名前を書いても、その通りにはならず、司法書士等の専門家が選任されることもあります。

2.任意後見制度

任意後見制度は、本人が判断能力のあるうちに、将来、判断能力が不十分になったときに備えてあらかじめ後見人になる人(任意後見受任者)と契約を結びます。あらかじめ後見人になる人を自分が決められるというのが法定後見制度と大きく異なる点です。この任意後見契約は公正証書によって作成されます。

法定後見と任意後見の関係

任意後見は法定後見に優先します。任意後見は本人と後見人があらかじめ合意の上で契約したものなので、家庭裁判所が後見人を選任する法定後見より本人の自己決定権が尊重されていると考えられているからです。

法定後見と任意後見が併存することもありません。

最後に

成年後見の話しは専門用語も多いので難しく感じるかもしれません。できるだけわかりやすい言葉で説明しようとしましたが、いかがでしたでしょうか?

今回の記事だけでは説明しきれない部分がたくさんあるので、何回かに分けてブログに掲載したいと思います。