読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

札幌市 司法書士 黒瀧文恵のブログ

仕事のこと、趣味のこと、日常のあれこれについて綴ったブログです

公正証書遺言について

手紙を書いている女性のイラスト

こんにちは。

札幌在住 司法書士 黒瀧文恵です。

雪が溶けたので、再び自転車に乗って事務所から裁判所まで行き来しました。

次雪降ったら根雪になってもう自転車乗れないかなぁ。

今回は、公正証書遺言についてのお話しです。

 公正証書遺言とは

 公正証書遺言とは、遺言者が遺言の趣旨を公証人に口述し、公証人がこれを筆記し、遺言者及び証人に読み聞かせ、公正証書による遺言書を作成する方式の遺言です(民法969条)。

公正証書を作成する場所

公証役場で作成しますが、遺言者が入院中である等外出が困難な場合は、公証人が出張してくれます。

公証役場は札幌の場合、札幌大通公証役場と札幌中公証役場の2か所あります。

 

www.koshonin.gr.jp

作成方法

遺言者は、公証人の前で、遺言の内容を口授し、公証人がその内容を文書にまとめ、公正証書遺言として作成します。

公証人は元裁判官や元検察官等の法律の専門家です。

実務上、司法書士が公正証書遺言作成手続のサポートを依頼された場合、事前に遺言者から遺言内容を伺って遺言書案を作成し、それをあらかじめ公証人に渡します。公証人はそれを基に証書を作成し、作成した証書を読み聞かせて遺言者がそれを承認する形で口授を行います。

証人の立会い

公正証書遺言を作成する際に、証人2人以上の立会いが必要です。証人は、遺言者が自己の意思に基づいて口授したか、遺言者が本人であるか、公証人の筆記に間違いがないか等を確認するために必要とされています。

司法書士に依頼した場合、その司法書士ともう一人(例えば他の司法書士や事務所の事務員)の2人が証人となることが多いです。

公正証書遺言の保管

公正証書遺言の原本は公証役場に保管されます。

相続が発生した場合、亡くなった方が公正証書遺言を作成していたかどうかは検索することができます。

検索方法

亡くなった方が死亡したことや亡くなった方と照会する方との利害関係がわかる書類(除籍謄本等)と運転免許証等の身分証明書を持参の上、公証役場を訪ねてください。公証人が日本公証人連合会に遺言の有無を照会します。

まとめ

公正証書は、公証人が作成する公文書です。公証人は元裁判官や元検察官等の法律専門家です。その公証人が作成する公正証書は信用性が高いです。よって、この方式による遺言も信用性の高い遺言となります。

手数料等の費用はかかりますが、公証人が作成してくれて、死亡するまで公証役場に保管してくれるので安心ですね。