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札幌市 司法書士 黒瀧文恵のブログ

仕事のこと、趣味のこと、日常のあれこれについて綴ったブログです

自筆証書遺言の書き方

遺言

遺書を書いている人のイラスト(女性)

こんにちは。

札幌在住 司法書士 黒瀧文恵です。

ブログを始めたばかりでひとつの記事を書くのに悪戦苦闘してます。

徐々に慣れていきたいです。

今回は自筆証書遺言の書き方について書きます。

 自筆証書遺言とは

自筆証書遺言は、遺言者が遺言の全文日付及び氏名自書し、押印して作成する方式の遺言です(民法968条)。

要件についてひとつひとつ説明します。

用意するもの

・紙

・ペン

・印鑑

自書とは

自書とは、遺言者自身が書くことを言います。他人による代筆は自書とは言えません。

また、パソコン等の機械を使用した場合、ビデオ等により音声を録音した場合も自書とは言えませんのでご注意ください。

なぜ自書が必要なのか

自書であれば、本人が書いたものであると筆跡によって判定できます。それによって遺言が遺言者の真意に基づくものであると判断できるからです。

全文とは

全文とは、遺言の内容を書いた部分、すなわち本文のことを言います。

日付について

日付は、年月日を明らかにして暦上の特定の日を記載します。例えば本日であれば、「平成28年11月14日」と記載します。

日付も自書が必要ですので、日付印を使用した場合は遺言が無効となりますのでご注意ください。

また、日付は、遺言書全文を書いた日を記載します。

遺言書を書くのに数日を要した場合、いつの日付を記載すればいいのかという問題が出てきてしまいます。ですので、遺言書は1日で書いて完成させるのが良いでしょう。

なぜ日付の記載が必要なのか

遺言の成立時期は明確でなければなりません。なぜかと言うと、複数の遺言書が存在する場合、後に成立した遺言が優先するからです。

氏名について

遺言書が誰の遺言書であるのかを明らかにするため、氏名も自書する必要があります。

氏名は戸籍上の氏名でなくてもよく、ペンネームや氏または名のみであっても遺言者が誰であるかについて疑いのない表示であれば足りると考えられてますが、やはり戸籍上の氏名を書くのが無難です。

押印について

遺言書に押印する印は、実印である必要は無く、認印や拇印でもよいとされています。紛争防止の観点から考えると、印影が存在する実印の使用をおすすめします。

押印の場所について民法上の規定はありませんが、氏名の下や横に押印するのが通常であると考えます。

まとめ

遺言は厳格な要式行為(民法に規定された通りのやり方で行わなければならない)のため要件を満たさないと無効になってしまいます。上記の要件を満たしていれば、形式面は、要件を満たしています。

せっかく書いた遺言が無効になったら悲しいので、遺言を書くときは、内容だけでなく形式面にも注意しましょう。